二世帯住宅で後悔したこと

結婚して数年して子供が産まれ、当時住んでいた賃貸のマンションが狭くなってきたので、引っ越しを検討していました。当時は、あまり貯金もなく、家賃に捻出できるお金がありませんでした。広い部屋が見つかっても、家賃が高くて諦めることが続いていました。そのころ、嫁側の両親から二世帯での生活の提案を受けました。子供も小さかったため、育児のサポートを頼めたり、家賃の負担が軽減できるなと考えて、熊谷市に注文住宅に二世帯での生活をスタートさせました。はじめのうちは、新しい生活が始まったこともあり、すべてが新鮮でした。自分自身が、両親が共働きだったこともあり、あまり親と生活をしてきた記憶がなかったのですが、とても身近にたくさんの家族と過ごすことできて、あたたかさを感じていました。嫁の両親も、積極的に育児のサポートもしてくれました。間取り的には、お互いの生活を干渉しすぎないように配慮したつもりでした。ですが、日が経つにつれ、徐々にお互いにプライバシーをおかしてしまうような場面がでてきました。唇をかみしめながら、我慢することも増えました。嫁に相談しても、なかなか気持ちが伝わらず、やきもきしてしまうこともありました。現在は、ようやく、ちょうどいい距離感で付き合いができるようになりました。二世帯住宅を建てるうえで問題になるのは、建物などの構造的な問題ではなく、人間関係など見えない部分での配慮が大切だったなと感じています